アセトンはなぜネイルで使用しない方が良いのか?
ジェルネイルを続けていたら爪が痛んだという体験をした方は多いと思います。
理由は、
- ジェル自体の有害度が高く、約3週間爪に密着させたから
- ネイルチェンジやオフの時に爪と皮膚にアセトンを浸透させたから
- 爪を削り過ぎたから
主には上記のいずれかかと思います。
今回は上記の中の「アセトン」の危険度や有害性について詳しく記載したいと思います。他のページでも詳しく記載した「アセトンを使用しないでネイルをオフ」の記事があります。
アセトンとは
「労働安全衛生法」では人体に有害な有機溶剤を毒性の程度で第1種から第3種まで分類しており、その中でアセトンは第二種有機溶剤に指定されています。
アセトンを使用する作業所は
- 有機溶剤主任者(国家資格)の選任
- 作業環境測定の実施
- 特殊健康診断の受診
などが法令でで義務づけられています。ただし使用量が少ないと免除されます。
ジェルネイルでのアセトン使用は量が少ないということで無許可で自由に使うことが許されています。許されている=何の心配もせずに使い続けてよいと勘違いさせてしまっているのです。
販売する側が一定量以上のアセトンを仕入れる場合、法の規制を守るよう苦労したと思いますが、それを扱うネイリストやサロンに小分けして販売する際に、あえてその危険性を伝えることは自分の首を絞めることになりますから「黙って販売する」ということになります。これは、世の中の経済ルールとして仕方ないとも考えられますのでショップを責める気はありません。ただ、消費する側が自己責任で気を付ける必要があると思います。そういうところでネイリストやネイルサロンの差別化が行われるのだと思います。
その結果、私はアセトンを使用しないと決めました。
ここに至るまでは、いろいろな試行錯誤があり、7-8年位まえは、「アセトン不使用」と言うと他のネイリストからはけんか腰に否定されたりしたものでした。ジェルを削ってオフするのは技術が必要で大変であり、それに比べアセトンで溶かすのは簡単だったからです。
でも、そこから年月を経てアセトンが爪に良くないと実体験で気づいたネイリストは多いと思います。アセトンを使用することで爪の一部が白く変色したり、筋が目立つようになったり、折れやすく伸ばせなくなったり、すぐ裂けたり・・・
その結果、アセトンを使用せず、削ってオフするというやり方をする人たちがでてきました。ただ「アセトンを使用しない」だけで「オーガニックネイル」とうたってる人もいてそれはちょっと苦笑してしまいますが。
私自身がもっとも気にしているのは爪に悪いうえにさらに「健康に良くない」という部分です。爪だけなら、生え変わったら元通りになりますが、健康となると元には戻れません。
「アセトンが健康に悪影響を及ぼす理由」の記事も伏せてお読みください。
オーガニックネイルについては詳しい記載をご覧ください。
またブログでも究極のオーガニックネイルである「オーガニックメソッド」について記事がたくさんあります。
現在、11月のベーシックネイル講座、申込受付中開始しました。
マックスオーガニックネイルスクールの成り立ち、安くて人気の秘密はこちらからお読み頂けます。
たくさんの方がご感想・レビューをお送り下さっています。